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アジサイや清流で知られた板取の日々を書き綴ります。
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ぶんたく
『ヨモギ』が芽吹いてきたので、道端が青白く色付いてきた。

もう少し暖かくなると、ご近所の婆様たちが田んぼの法面にへばりついて
ヨモギ摘みをしている姿を目撃するようになる。

こうして1年分のヨモギを摘み、冷凍保存してヨモギ餅につかう。

親戚の伯母が
「まーじき、ヨモギ摘みをしんならんし」
「冷凍庫に去年のヨモギが、ちょつと残っとったで、冷凍庫を空けんならんし」
「残っとったヨモギで、ぶんたく作ったで、食べやー」と

手作りの『ぶんたく』

手作りの『ぶんたく』を持ってきてくれた。

板取弁では『ぶんたく』と言うが
新聞の歳時記では『ぶんたこ』で記事になっているので
『ぶんたこ』と言うのがメジャーな言い方なのだろう。
岐阜県外でも作るのだろうか?

ミョウガの葉っぱが出て来ると、これを包んだり
何の葉っぱか忘れてしまったが、他の木の葉っぱでも包む

柏の葉っぱではないのは確かで、子どもの頃
一度でいいから『かしわ餅』を食べてみたいとずっと思っていた。

外の皮には砂糖は入っていないので
中の粒あんがちょうどいい塩梅に口の中で混ぜ合わさって
甘過ぎずに、いくらでも食べられる。

外の皮は米粉1kgに小麦粉をお玉に1杯混ぜて作ると伯母は言っていた。
小麦粉を少し混ぜると、軟らかさが続くと言っていた。

そういえば、子どもの頃、うちの祖母が作ってくれた『ぶんたく』の皮は
米粉だけで作っていたので、すぐに硬くなってしまい
コンロで焼かなければカチカチで食べられなかった。

子どもの時は、カチカチの外の皮があまり得意ではなかったので
中のあんこだけ食べて、外の皮は、こっそりと池の鯉や庭の犬にやっていた。
親に見つかれば大目玉を喰らっただろう。

伯母の作った皮は、次の日でも軟らかいので
そのまま食べられる。

今年の新ヨモギで作った『ぶんたこ』を
伯母が「また作ったでなー、食べやー」と、持ってきてくれると思うと
楽しみで待ち遠しい。
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